千頁の魔法の書

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雪田も頭を下げる。 「本乃さんの魔法、浅果さんのより格好よくてワクワクしました!またヒロシマに来ることがあったら見せてください!」 本乃は、ニコリと笑う。 「もちろん。で、どうやって帰るんだい?」 「もちろんドラの背中に乗っていきます!」 「そうか。またおいでね」 「ありがとうございます!」 ドラと雪田は、空に昇っていく。 本乃をそれを見上げながら魔法の書を使い煙草を取り出す。 一口吸って、煙を吐き出してもう一度魔法の書を開く。 「さぁ帰るか」 魔法の書は大きくなり本乃を乗せて空を飛ぶ。 それはヒロシマの人々には見慣れた光景。 それぞれの県にいる守護賢者、彼彼女らは愛されているのである。 了
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