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昼食の後の休憩時間に、占いに来た女の子達に質問攻めに合った。
北本先輩達と知り合いなのか? とか、紹介してほしいとか。
面倒臭くて仕方なかった。
もちろん紀伊ちゃんが、上手く煙に巻いてくれたからなんとかなったけど。
もう関わってほしくないな。
興味本意で近付かれても迷惑なだけだよ。
顔の良い男なんて信用できないよ。
しかも、遊び人だとかもっと信用できない。
みんなに優しい男なんて、ろくなもんじゃない。
大翔みたいに、流されて裏切るんだ。
チクリとした胸を服の上から押さえる。
もう何年も前の事なのに、未だに私の中でジクジクしてる。
大翔の事はもう好きじゃないのに、嫌な思い出だけが残ってしまった。
幼馴染みで、ずっと側に居た大翔に気がついたら恋をしていて。
大翔に告白されて両思いだと受かれてたあの頃、付き合って一年もしない間に、大翔は私を裏切った。
ぽっと現れた女の子に横からかっさらわれるなんて、思いもしなかった。
私とはキスしかしなかった大翔が、あの子を抱いたって聞いた時、死ぬほど苦しかった。
もう・・・あんな思いはしたくない。
占いで不幸になった分、私は占いで絶対に幸せになってやるんだから。
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