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それから反応があったのは、三日後の事だった。
その日は珍しく雨だった。午後、覆面パトのトヨタのクラウンで警らを終え、分駐所に戻ってきた時だった。
池村と一緒に部屋に戻った時「おい、中島が見つかったってよ!」と、馬場警部補は戻ってきた俺達に告げた。
「えっ!」
安堵と驚きが胸の内に広まった。俺も、一緒に捜査したかったなんて思いつつ。
事故を減らす為に、切符を切るのが俺達の仕事だ。同じ仲間で部下の今原をひどい目に遭わせたのだから、どうにかしたかった。
それにはあまり協力は出来なかったものの、中島が見つかり、よかった。
「容疑を認めてるよ。今原を轢く為にフィリピン人の男性を雇った。西口のマンションの一階にある、五十五歳の女性を殺害したのも認めた。
お前の推測通りだった。今原が薮塚さんの切符を切った時、中島は今原と目があったと思ったらしい。
殺した直後、窓を見ると今原がこちらを見ていたっていうんだ」
しかし、今原は何も見ていなかったし、気がつかなかったという事だ。
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