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あの家のように、一番上のフロアにしないと、目立つだろう。人の目の位置に届く場所で虹色のライトは目立つという事だ。
「そうだね」
暗闇の中の外を、街の光が灯っていた。いつの間にか、右端の一番上に灯りがついた。
「女のシルエットだったんだよな?」
「うん、そう」
年齢はわからない。けれども細い腰である事からきっと、若い女性を想像する。
「美人なのかな」
夫は少し声を弾ませた。男の人ってすぐこれだ。
「美人だったら、どうしたいの?」
私は少し冷ややかな口調で言いながらも、上を見る。
「いや、どうもしないって」
夫から焦った口調が返って来る。
私はそれをスルーしながら、灯りが虹色になるのを待った。そんな時また、女性のシルエットが窓に映る。
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