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「何度も同じ事聞かれたと思うんですが、申し訳ありません。もう一度聞きます。 つまり、貴女はコンビニに行っている間にご主人が殺害されたって事で、あっていますか?」 「はい」  ポロポロと停まる事なく、涙が瞳から流れて行く。滝のように。見ているだけで、切なくなった。 「でも、昨日、私」  私が切り出すと、美幸さんは顔を上げた。涙を流しながら、私の方を向く。 「昨日ね、あの時間。多分ご主人が殺害された時間に一致していると、思いますが、貴女の住まいの部屋から、貴女と同じ髪型のシルエットを見たんですが、貴女だと思ってました。 違うんですね?」  確かめるように、探るように尋ねた。ついつい口調がきつくなってしまい、いけない。と思いながらも。 「えっ、誰ですか?」  彼女の声が裏返る。
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