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4
私は私で、刑事課に聴取された。
部屋から灯りが漏れていた件で、色々根掘り葉掘り聞かれたのだ。
やはりあの女性のシルエットは、美幸さんではなかった。
「じゃぁ、誰だったんだろうな」
刑事課の人々はため息をついた。
新妻の夫の愛人の件として、今度は捜査するらしい。美幸さんは夫に愛人がいるなんて知らなかっただろう。
結婚したばかりだし、傷ついたに違いない。
「しかし、最悪な事になっちゃったな」
夫は帰ってきてから、ため息をついた。目の下にクマが出来ている。
「貴方は仮眠取った方がいいわ。白バイに乗るんだから」
寝不足で、バイクに乗っていてはまた事故に遭ったら困る。だから眠る事をお勧めしたのだが……。
「うん。眠れるかよ」
ため息をついた。こういうところがこの人の良い所だろう。
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