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『別荘っていうほどのもんじゃないかもしれないけどねぇ。聞いた所によるとね、その山田さんって人、最近じゃそこに住んでるって話だよ。 まぁ、五十坪ほどの普通の家だよね』  俺の予想していた通りの事を母親は発した。今まで住んでいた家を引き払ったのかもしれない。  その住所を聞き出した。 「ありがとう」  俺はそそくさと、電話を切りメモを湯浅警部に渡す。 「ありがとうございます。すぐに千葉県警に連絡を取りますよ」  湯浅警部は急ぎ足で分駐所を出て行った。
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