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 絶対蓮人君にも、その方が良いだろう。俺は短くなるほど。と、頷いてから、続けた。 「増原さん。この人はね、君を探す為にわざと俺に切符を切られたんだよ」   「えっ」  その言葉に仰天したのか、増原さんは目を瞬かせ、今井さんを眺めた。 「俺に助けを求める為、白バイで警らしてる時に、わざと交通違反した。青切符さ」    増原さんは無言のまま、今井さんを眺めた。 「離婚なんてしちゃダメだ。これ程、器が大きい人は他にいない。この幸せ逃したら次ないかもよ?」  俺は、畳みかけるように、焦らせるような言葉を発した。今井さんは顔を赤め、下を向いている。  緊張してはいるだろうが、切羽詰まった顔だった。 「そうだったんだ」 「そうだよ。だから離婚なんかするな。幸せになれ」 「じゃぁさ、安西君は式に来てくれる?」
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