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(京ちゃんも、最近は月に三回しか休めてないしな……)  ハードな刑事生活。  けれども、二人でペアを組んで悪徳事件に立ち向かっていた頃、休みがなくても充実していたのは、何故だろう。  大変だったけれど、楽しかった。 (恋人と夫婦はまた違うんだろうな……)  うちには、にぎやかな子供が二人いるし。    内心ため息をついていると「失礼致します」と、村井さんの声とノックをする音がハモった。 「はい」  私は立ち上がり、ドアを開けに行った。 「京ちゃん!」  私は目を丸くしてしまった。よくここが分かったと。 「麗子さんのご主人だったんですね。覚えていますわ」  うふふと嬉しそうに、村井さんは微笑む。  あの時、うちの夫もこの事件には関わった。ただ、彼女から聞き込みを行ったのは私を含む、女性警察官のみだった。
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