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 普通に考えれば誰でも分かる事だ。   「でもそれは、女ならではの勘だな。で、その協力してくれた女ってどんな女だったの」 「すっごい美人だった。百貨店のインフォメーションガール」 「へぇ!」  苦笑いをするうちの夫。  多分、あの女性が向井さんにとって、本命の彼女だっただろう。失礼ながら三人の中で一番の美人だったから。    鈴木さんは、それが分かった途端、ベラベラ喋った。愛と恨みは紙一重。向井さんが会社で色んな不正をした事まで話した。  領収書から、銀行員との裏金の話。  どこの会社にでもあるような話だった。  この件については、東西署の生活安全課が調査するという。  
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