第一章~彼女ノ感情~

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ーーーここは、どこ? ーーーここは、家。 ーーー私は何をしている? ーーー私は母の帰りを待っている。 ーーー私は...私は...まだ...まだ正気なのだろうか? 答えは見つからない。この小屋に篭ってどれ位の日数が過ぎただろうか? 「置き去りね」 「置き去りだ」 どこからともなく聞こえてきたこの声。 「っ...?」 私はその声に反応してしまう。 「違うわよ...違うわよ...私はまだ..まだ捨てられてないんだから...ね...」 本当に小さな声で呟く。本当に、本当に... 「ひとりぼっち」 これが本当に嫌だった。 そして認めたくなかった 母がいなくなったことを。 ーーーひとりぼっち残された私は 静かに少しずつ狂い始めてる お月様のわずかなな光では 私を照らせない ひとりぼっち残された私は 笑顔も涙も忘れ始めてる 唯一残された感情は 溢れ出る... 憤怒ーーー
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