第3章 オーロラの下でやっちゃいました

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初日からオーロラを観れたラッキーな私達は、バスに揺られてホテルに帰ると深夜零時前だった。 寒さがより一層キツクなった気がする。 カイロをお腹と背中に貼っておいたところに晴馬の手は入ってくる。 「お前、あったけぇ・・・」って言いながら、おへその下へとてが降りていく・・・。 「お風呂で温まろうよ」 「そうだな」 湯船を貼って小さなバスタブで重なり合った。 厚着から解放された身体を熱いお湯がじっくりと温めてくれる。湯気でしっとりとした晴馬の髪の毛を濡れた指先で梳いてあげると、オールバックになってすごくカッコいい。 大好きな人の顔って飽きないなぁって思って眺めていたら、晴馬からついばむようなキスをしてきた。 キスが始まると、夢中でその甘い誘惑に吸い寄せられてしまう。 今朝の感覚がすっかりリセットされていた私の身体は敏感になっていて、湯船の中で一回イクと感じやすくなった全身を晴馬の大きな手が、長い指がピンク色の薔薇を咲かせるように撫でまわした。お花畑が見える・・・気がしながらお互いの身体や髪を洗い、適当に身体を拭いてベッドに入り求め合った。 「お腹すいたぁ・・・」と、晴馬が声を上げたのは深夜2時。 時差ボケが続いているのか、まだ眠くならない私達は荷物の中から非常食にと持ってきたカップ麺を開けて湯沸かし器のお湯で夜食を作って食べた。 「明日はパンとか買い置きしようよ。インスタントで良いから珈琲も欲しいな」 「そうだね」
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