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終わり
「高嶋さーん、パソコンを開けたまま、また寝てましたよ」
はっと俺は目を覚ました。
36歳の俺は父親の跡を継いで仕事をしていた。
10歳と6歳の子供達がいて昔の夢が叶っていた。
しかし、なんて夢だ。
得体の知れない神様達に囲まれるなんて悪夢だろう。
もう帰ろう。
「ごめん、ごめん。これ発注かけたら帰るわぁ」
帰宅すると娘のあつが机に向かって勉強をしていた。
「あっちゃん、ただいま」と、声をかけるとあつはこちらを振り向いた。
「パパ、おかえりなさい。
ねぇ、明日、テストがあるの。ここから問題を出して」
あつは俺にプリントを渡した。
そのプリントを見るや否や、俺は自分の口を左手で覆った。
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