Chapter3

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 想像通りすぎる展開にチェネシスはたまらずに吹き出せば「あ、チェネシス」と二人の視線が向けられた。 「まぁまぁ、そんなに怒んなくてもいいんじゃないかダリア」  クツクツと笑いながら視線は彼女らへ、けれどチェネシスは壁際へと歩いて行く。 「どうせいつかは殺すことになるんだから」 「そうだけど、チェネシスまで甘やかしたらダメよ」 「ウルを怒るのはダリアの仕事ってね」  俺は楽しみにするだけさ。  歩いた先―――壁際にしゃがみ込んでいるファスターの隣りに座り、コテンと頭を預ける。 「ブラックを殺すのを、ね」 Chapter3 End
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