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「......いや、いいんだ。責めてるわけじゃない、普通に考えれば誰だってそうするもんな。」
『......カイ?』
私の頬に手を添え、そのまま首筋へと流すと私を組敷いていた体制からゆっくりと起き上がり、膝立ちの体制へと変わる。
そして身に付けているTシャツの裾を持ち上げ、脱ぎ始めた。
上半身裸となったカイの顔が近づいてくる。
「......今日も俺を受け入れてくれ。止まらないこの醜い欲をもつ俺を。」
そう言ったカイの目尻にはうっすらと涙が浮かんでいるのが見えた。
私には....カイを拒絶することなんてできない、カイもそれを知って頼んできている。
私じゃ駄目なのに......。
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