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二つ目は《番》をつくり、抑える方法だ。
発情期は早い者で13歳から始まる、中学生の内は抑制剤に頼るか、耐えるかというΩが多い。
だが高校へと進学すると、恋人をつくり始める。だからなのか《番》の発生率が最も高い年齢が16歳らしい。
しかし、《番》になれば全て解決というわけではなく、問題が多く付きまとう。
その中の一つで一番多いのが《番》が遺伝子によって引き合った“運命の相手”であり、その前にいた“想い人”や“恋人”への気持ちがなくなってしまうことだ。
つまり、心変わり、こればかりは避けられない。
そう簡単に《番》と遭遇することはないが、いつかは出逢うことになる、そのまま気持ちが変わらなかったというケースはまだ、確認されていない。
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