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「_____プッ、アハハハハハハ.....」
「何言ってるの?あなたたち。」
でも予想していた反応とはかなり違った反応が返ってきた。
『なんで!?なんで笑うの?僕たち真剣だよ!』
真剣に言ったつもりなのに、嘲笑される理由がわからず、無性に腹がたった。
怒りが混ざった強い口調でカイが問いただすと、まだ引き笑いをしている私の父が何かに気づいたような顔つきなった。
「あぁ、そっか!ごめんな、お前たちは知らないもんな。」
「そういえばそうねぇ。いい機会だし、もう教えてあげたらどうかしら?」
私の母と父がカイのお母さんに目配せをした。
カイのお母さんは真剣な面持ちで私たちの前で膝をつき、子供の私たちでも理解できるように噛み砕いて説明してくれた。
「あのね、よく聞いて。あなたたちは絶対に結婚なんてできないのよ。それはね_____」
そして私たちはどうすることもできない真実を知ることになった。
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