【まどろみの中で】

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日が暮れ、カーテンから差し込む夕日の光が天井にうつっている。私はそれをぼんやりと見つめていた。 「おい......なに考えてんだ。集中しろよな。」 『_____っ!』 情事の後の余韻に呆けていると、急にきた下腹部への圧迫に口から声が漏れる。 さっき私と同じように達したはずなのに、まだ足りないといった様子のカイにうんざりする。 『っ、まって.....お願い!イッたばかりだから!!』 だけど私の懇願は受け入れられず、一方的に始まった律動。 間を置かず、襲ってくる快感に体がついていかず目尻からは涙が溢れた。 私ではカイを絶対に満足させられないのに。
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