39人が本棚に入れています
本棚に追加
今頃来た二人が驚いてる。
「なんだよ、これ…」
一人が呻いてる連中を見て目を丸くしている。
「キースが抜けるって言うからさ」
「キースが? どうしちゃったんだよ、なんで…」
「言っても無駄だ。昔っからそういうヤツだ」
ダンは最初の頃から一緒にいるヤツ。いつも冷静で相手を突き放す。
「でもキースをヤるのはイヤだ!」
こいつは幼馴染みのピート。肝っ玉が小さい。
「ピート。ヤっとけ。あとでお前、吊るされるぞ」
「でもキース……」
「気にすんな。目を閉じりゃヤれるさ」
「じゃ、お楽しみタイムだな」
さすがに慣れてる。俺はあっという間に裸にされた。冬じゃなくて良かった。床が冷たいのは好かない。
「キース、初めてのはずだよな」
ケンが確認する。
「ああ、初めてだ」
俺は笑った。因果応報ってヤツだ。
「ジェルは使ってやる。安心しろ」
「そりゃ悪いな、ハニー」
腰を持ち上げられて床に胸をつかされた。ジェルが塗られる。指が丁寧に出入りし始めて違和感に息が詰まる。解してるバーニーが耳元で囁いた。
「優しくヤってやるよ、何せ元リーダーだからな」
相手が泣いてもやめないヤツ。
これが俺たちが幾度となく他のヤツらにやってきたことだ。詫びを入れるなんて気持ちはさらさらない。楽しんだのは事実だ。
感じた方が楽なんだろうが……。あいにく一番手のフランキーは前戯が下手だ。しかもさっさと入るのが好きと来てる。いきなり突き立てて来やがって腰を振る。
痛みしか無いから俺の視界はクリアだった。
最初のコメントを投稿しよう!