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 今頃来た二人が驚いてる。 「なんだよ、これ…」 一人が呻いてる連中を見て目を丸くしている。 「キースが抜けるって言うからさ」 「キースが? どうしちゃったんだよ、なんで…」 「言っても無駄だ。昔っからそういうヤツだ」 ダンは最初の頃から一緒にいるヤツ。いつも冷静で相手を突き放す。 「でもキースをヤるのはイヤだ!」 こいつは幼馴染みのピート。肝っ玉が小さい。 「ピート。ヤっとけ。あとでお前、吊るされるぞ」 「でもキース……」 「気にすんな。目を閉じりゃヤれるさ」 「じゃ、お楽しみタイムだな」  さすがに慣れてる。俺はあっという間に裸にされた。冬じゃなくて良かった。床が冷たいのは好かない。 「キース、初めてのはずだよな」 ケンが確認する。 「ああ、初めてだ」 俺は笑った。因果応報ってヤツだ。 「ジェルは使ってやる。安心しろ」 「そりゃ悪いな、ハニー」  腰を持ち上げられて床に胸をつかされた。ジェルが塗られる。指が丁寧に出入りし始めて違和感に息が詰まる。解してるバーニーが耳元で囁いた。 「優しくヤってやるよ、何せ元リーダーだからな」 相手が泣いてもやめないヤツ。  これが俺たちが幾度となく他のヤツらにやってきたことだ。詫びを入れるなんて気持ちはさらさらない。楽しんだのは事実だ。  感じた方が楽なんだろうが……。あいにく一番手のフランキーは前戯が下手だ。しかもさっさと入るのが好きと来てる。いきなり突き立てて来やがって腰を振る。  痛みしか無いから俺の視界はクリアだった。   
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