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「カイ! もう止めろ!」 やっと我に帰った俺は自由な方の手でカイの顔をこっちに引っ張った。 「カイ やめろ  これは おれの もんだいだ」  またあの笑顔。俺を指差して、自分を指差す。そしてピートの高まり出したものを指差した。 「自分が代わりになるってか? こいつ、口が利けないらしい。ちょうどいいぜ、助けも呼べない、ヤりたい放題だ。キースと並べてヤっちまおうぜ!」  だいぶ回復したらしいテリーが押さえつけられてる俺に手を伸ばした。その伸びる手をカイが掴んだ。その時にはテリーの体は脇に倒れていた。 「カイ、にげろ おれに かまうな!」  こいつならこんな連中を物ともせずに逃げられるはずなんだ。俺ならどうってことない、ただ一時をしのげばいいだけなんだから。こんなの、どうってことない。  カイは首を横に振った。その口の動きは俺にも読めた。   「と も だ ち」 俺の胸に指差す。 「バカヤロー! 俺は友だちなんかじゃない、お前をヤるつもりだったんだ! いいから行け!!」 ピートに手を添えたまま、ケンの次に俺をやるつもりで下着を下ろしていたバーニーを咥える。 「こいつ……すげぇ……」 「まるで娼婦だな」 俺は背中を抑え込まれて動けなかった。 「やめろ! カイ!」 俺の口が読めないカイに叫び続けた……。          
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