ギルドでの出会いは旧知の恥

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「戦いにくいのなら姿を変えるか。」 指を鳴らし男の姿になる。 最近は神の力が定着しつつあるのか瞬時に姿を変えられ長時間変化し続ける事ができるのだ。 「その姿ならやりやすいな。」 「凄いですね、あんな瞬時に男の姿になれるなんて本当に神様らしいですわ」 「ふわー!すっごいユズさん!」 「そういやユズって魔武器持ってんの?」 「魔武器?何だそれ?」 説明を聞くとテンプレあるあるの鉱石に魔力を通して自分だけの武器を作る事の話らしい。 もちろん持ってないので首を横に振る。 「ちなみに俺の武器はこれだぜ、来い【サン】【ルナ】!」 御影の呼び掛けに答えるかの如く手の平から魔法陣が出現しその陣から武器が出てくる。その武器はリボルバーとソードが合体したような武器、ガンブレードだった。 片方は刀剣の先から持ち手の部分まで金色で少し刀剣が長く、もう片方は全部黒く刀剣の部分は短い。明るい方がサン。暗い方がルナ。どちらも厨二を疼かせるようなカッコ良さだ。 「うわっ!何それ、めっちゃかっけえ!しかも二丁二刀流かよ!うわーいいなー!」 「へへっ、欲しい武器のイメージを魔力を鉱石に送ると出てくるらしくて想像したらこんなかっこいいのが出てきたんだ。」 「ちなみに慧夜の魔武器は?」 「あー、形と大きさと長さが変えられる聖剣だった。」 「それはそれでかっこいいな。とりあえずは何かで代用するか。」 何か無いかと部屋の周りを見渡してみる、しかし周りにあるのは木剣などしか無い。そうだ、と思い自分の権能の能力を使い創造してみる。 「おお、出来た!」 「・・・・・・何も無いところから俺の様な武器が出てきた・・・・・・。」 「ああ、創造ってやつをやってみたら意外と出来た。」 とりあえずは準備が出来たのでお互いに構える。審判はシャル王女に任せた。 「それでは手合わせ始め!」 そしてお互いに動き始める。
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