プロローグ

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午後の授業も終わり後は掃除の時間だけで帰れる。 今日は特に用事もないから遊んで帰ることに決めた。 「御影ー、このあとって何か用事あるか?」 「いや特に用事はないけどなんで?なんかやるのか?」 「暇だからゲーセンに行こうかなって、ガンゲーか音ゲーしようぜ」 「んー、いいぜ!ガンゲーの腕前はどんぐらい?AかSぐらいか?」 「最近Sになったぐらい。お前はSSだっけ?」 「うんにゃ、SSSになったし世界大会に出てるぞ」 そして他愛もない話をしながら掃除を終わらして道具を片付ける。 教室に入って鞄を持って外に出る。 そういえば慧夜の姿が見えないが何かあったのだろうか? 「慧夜がいないけどアイツなにしてんだ?」 「さっき生徒会長に呼ばれてたぞ、どうやら生徒会長もアイツの魅惑に落ちたんじゃね」 「マジか。生徒会長狙ってる人いっぱいいるけど恨まれるな」 「それを俺たちに持ってくるなよ。この前、告白されてたのに気が付いてないんだぞ?」 「アイツマジコロス。告白されたやつ死ねぇ!」 「あっ、告白されたことあるわ俺」 「コロース。シニヤガレデース」 「真顔で片言はやめてください。あと振り上げた手は下げて」 こうして第一回戦、非リア充革命戦が起きた。 作戦はガンゲーでこいつより得点を取ってモテてやる。 手抜き無しで挑んでやる。
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