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そうして大分遊んでからゲーセンを出た。
隣では御影がすごく悔しい顔で俺を見てきた。
ガンゲーで手加減なしで勝負したら勝ちまくったので不満そうだ。
「俺の方がランクは上なのになぜ一勝も出来ないんだ」
「ばーか、やりこみの量も違うし本気をだしたら俺だって世界大会に行けるわ」
「でも音ゲーはおんなじぐらいじゃね?」
「あー、リズムは取れるんだがタイミングがな」
と会話しながら帰宅してると途中で慧夜に出会った。
せっかくだし一緒に帰ることになったのだが、この時一緒に帰らなければ多分後悔しなかっただろう。
「柚人たちは、なんでこんなに帰るの遅かったの?」
「ゲーセン寄ってたから、逆にお前はどうなんだ?」
「えー、いいな僕もゲーセン行きたかったな。僕は生徒会長に生徒会に入らなかい?って言われたよ。それにしても何で頬が赤かったんだろう?」
「((あ、なるほど。生徒会に入れて自分の恋人にしたかったんだろうな))さあ?」
なんか御影と思考がかぶったような気がするがいいや。
それからしばらくの間歩いていくと道路に変な落書きが書いてあった。
いや、落書きというより厨二が良く使ってそうな・・・・。
「なぁ御影、あれってもしかして・・・。」
「いや、もしかしなくても魔方陣だろ?こんな所に落書きするか普通?」
俺たちは落書きだろうと思ったが慧夜が興味津々なのか近づいていく。
御影が笑いながら近づいていくが俺は若干離れながらその様子を伺う。
だってこんな時間帯に近づいたら現行犯に思われるでしょ?
「こんな落書きいつ書いたんだろう?ねぇ御影?」
「いや、これは魔方陣って言ってだな落書きじゃ・・・・ってなんだ!?」
気づいた瞬間、魔方陣が光っていた。
おいちょっと待てどうゆう原理だよ、近づいて光る魔方陣って演出?どっかからビデオを撮っているのか周りを見渡すが人っ子一人いる気配がない。
そして、いっそう光り出して眩しくて目を閉じて光が収まったと思い目を開けた時二人の姿はなかった。
「・・・本物の魔方陣だったの?もしかして勇者召喚されたの?御影はまさかの巻き込まれたパターンか?」
しばらく考えた後、そう言葉をするのが精一杯だった。
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