ピロローグ

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______________________ ___________________ _______________ ___________ 朝、新城志乃(しんじょうしの)こと俺はある場所に赴いてた。 それは仕事の前に朝食を摂るためだ。 俺はいや、俺たちは学生である。 今いるこの学校の生徒の大半はこの時間帯にいつも朝食を摂っている。 「おっす。おはよう志乃、今日は朝から仕事か?」 「おはよう片霧。仕事は午後からだけど荷物が貴重な物らしく朝から確認をしてくれだってさ。」 「え?それって担任からか?」 「いや、教頭からのお願いらしいぞ」 こいつは親友の片霧浩二(かたぎりこうじ)。 今、お話しをして不思議に思うこともあるだろうが俺らは仕事をしている。 いや俺らだけではない。 この世界の高校生たちはほとんどの奴らが仕事をしている。 昔の時代は高校を卒業したら就職していたらしいが今の時代、そんなことも言ってられなくなっているのだ。
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