ピロローグ

4/8
前へ
/8ページ
次へ
今の時代は、若くたって使い物になるし教えれば何でもできるって考えが多い。 一時ではAIが人間達を乗っ取り自分達の支配下に置くかもしれないだとか、世界第四次戦争がおいたらこの世は終わり新しい世界が生まれるのではないか。 とかそんな話があったらしいがそんな事はない。 AIは生きていくので一緒に共存しているし、戦争なんて起きることは無かった。 その代わり世界の在り方は昔に比べると大分変った。 『世界が変わる訳じゃない、我々人間が変わるのだ』 こんな言葉を偉人が言ったらしいが全くその通りだ。 みんなのおかげで生きているってのもそうだが自分自身が変わらんとどうにもならない。 おっと、横道にずれたので話に戻るけど。 まぁ偉人さんが偉い事を言ったおかげかそれともそのせいか、いろんな人の意見を取り組みその中に子供も含まれるようになったのだ。 「それから政策のおかげで、子供も小学生からでもいろんな資格を取れる様になり若くから働ける様になったのだ。だってさ片霧さん」 「その政策のせいでうちらは、若いうちから大変な目にあってるんだけどな」 新聞の記事を適当に読んで片霧に聞かせる。 片霧の目にはクマができておりすごく眠たそうだった。 「お前大丈夫か?今にもぶっ倒れそうだけど?」 「残業が酷くて丸三日ぶっつつけで働いて寝てないんだ」 「マジブラック企業だなお前の所。」 「朝食を終えたら非番だから部屋に帰って寝るわー」
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加