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魔王
ここは魔王が棲む街
といっても魔王なんてのは伝説で街おこしのために謳ってる謳い文句なんだけど
そして俺は勇者である
現在進行形で魔王と戦っている
が、何せ魔王相手に1人で戦っているので倒せる気がしない
魔王もなんだか退屈そうだ……失礼な魔王だな
「しょうがないな。そんな弱っちい勇者くんには特別にコレをあげよう」
「……あんた誰?」
なんかちっさいとんがり帽を被った少年が出てきた
「ボクは君の守護神さ。一応ね。それより早く魔王倒してくんない?ボクこれでも忙しいんだけど」
「ふてぶてしい野郎だな。てか俺の守護神ならそんなに忙しくないだろ」
「ハイハイソーダね。はい魔法の杖。これでお仲間呼んでさっさと魔王倒してよ」
「適当だな!?でもこれで仲間を呼べば魔王を倒せるのか…よし!いでよ!強者の戦士達!」
「なにそのダサい呼び方」
ダサくてもなんでも魔法の杖には通じたらしく辺りが明るくなって、光が元に戻るころには6人の戦士基勇者がいた
「ほんとに魔法の杖なんだ……待てよ魔法の杖なら最初からこれで魔王を倒せばいいんじゃ……」
「それじゃつまんないじゃん」
「うわっ!こいつ性格悪っ!」
そんなこんなで魔王撲滅!
魔王出番無かったね!ごめんよ!
その後魔法の杖から呼び出された勇者とは仲良くなりパーティを組んで毎日酒場でわいわいしてますとさ。
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