4人が本棚に入れています
本棚に追加
第20説 狐立救援
なんと目の前に現れたのは、失踪したはずの虎耳 由緒だった。
「どうして、虎耳が…」
何が起きたのか分からなく、ただただ自分は唖然とした。
「和泉くん大丈夫?一先ず、逃げて。話は後で。それより、今は緊急事態よ」
そう言うと、虎耳は自分の片手を掴んで起こしてくれた。立ち上がって周囲を見渡すと、さっきまで居たクラスメイトたちは散らばって倒れ込んでいる。そんな最中、自分は虎耳に一言聞いた。
「アイツ等は一体、何者なんだ?」
「クラスメイトだった者たちね。」
虎耳のその言葉に思わず耳を疑った。
最初のコメントを投稿しよう!