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俺に任された、見開きページは
レストランや酒屋さん、お団子屋さんや、ケーキ屋さん
いろいろな店舗がお祝いセットや
おめでたいメニューを考えて参加してくれた。
タウン誌ぱーくの企画としても
過去最高の参加売上かもしれないと、上司も上機嫌だった。
俺もやっとこの仕事の楽しさみたいな物が分かって来て
今まで訪問していた先の
店主さん達とも、いろいろな会話が出来るようになった。
会話を通じて、お店の状況を知ったり、俺が手伝える事が見えて来たりする。
毎日立ち寄るコンビニの兄ちゃんとも、何気に猫の話しで盛り上ったり、ガレと知り合う以前の俺とは、雲泥の差だった。
この日も、いつもと同じように
駐車場の横で
ガレー、ただいまあと小さく声をかける。
あれ?ガレがいない。
ガレー?
多分、寒いから俺を待たずに家にいて良いよと言ったから
ガレージにいるんだなと
ガレの好きなチュールを持って
ガレージに向かう。
まるで彼女が待ってる家に向かうみたいだなと思った。
ガレージに入り、懐中電灯で照らす。
あれ?ガレがいない。
こんな事はガレと知り合って以来初めてだ。
無性に心配になり、いつもの駐車場とガレージの間を、ガレーと小さく呼びながら、行ったり来たり。
どれ位探しただろう?
事故にでもあったのだろうか?
誰かに連れて行かれちゃったんだろうか?
ありとあらゆる不安が波のように押し寄せる。
アパートに帰っても
ガレの事が気になって、その夜はほとんど眠れなかった。
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