第2章

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翌日も又その翌日も ガレの姿は駐車場にも、ガレージにもなかった。 あまりに気になって 夜中、ガレージに帰っているかな?と12時頃ガレージに行ってみたりもするが ガレの姿はなかった。 その時、俺の不安はピークになり、昼間の作業場の人に手紙を書いた。 ガレが見当たらない事。 昼間は帰って来てるか?と言う事。 翌日、ガレージに行くと ガレはいなかったが、昼間の人から ガレの飼主へって手紙が置いてあった。 まず、ガレが元気である事、誰かに連れて行かれたり、事故にあったりはしていない事が書かれていて、それ以降の内容は 「あの黒猫は、不思議な猫で、恐らく、今はあなたではない他の人を他の所で待ってるんだと思いますよ。 多分、ガレの飼主さんが元気になったからだと思います。 以前も同じような事がありましたから。 黒猫のベッドの1番下のビニールシートは、私があいつにあげたもの。 その上のバスタオルは、ガレの飼主さんの前の飼主さん つまり、同じようにあの黒猫に癒された飼主さんがあそこに置いた物。 その上にガレの飼主さんが毛布を置いた。って訳です」と書いてあった。
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