第2章

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今までガレとは、夜会うのが普通で 日曜日の昼間ガレージに行く事はなかった。 しかし次の日曜日、昼間のガレージに初めて行こうと思った。 日曜日は作業場の人も休みだから 一日中ガレは1人でいるはずだ。 なんか、いつも通る道を歩きながら、昼間見るガレージは 別の建物のような気がした。 半分開いた扉を潜ろうとすると 中から女性の声がした。 小さな声で聞き取りにくいけど、時折「ジジ」と聞こえる。 もしかしたら、ガレの事? そう思いながら、 「あの~~、失礼します」と入って行った。 中には若い女性とガレがいた。 女性は驚いて 「あっ、すみません、こちらの作業場の方ですか?」と聞いてきた。
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