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俺は今日の事をガレに報告したくて、足早に家に帰った。
ガレはいつも通り、駐車場で待っていてくれて、
いつもの道を歩いて俺をガレージまで連れてってくれる。
今日は、仕事途中、ホームセンターで少し大きめの懐中電灯とフワフワの毛布を買った。
ガレと話しをする時に
ガレをちゃんと見たかったし、そろそろガレージでは寒いだろうな?と。
「ガレ、今日、嵯峨野屋さんてお茶屋さんに行ったら、あ、そこには福ちゃんっておばあちゃん猫がいるんだけどさ」と、俺は夢中で話した。
ガレはブルーシートの上のバスタオルの上の毛布の上で体を舐めながら、時折俺の顔をジッと見て
大あくびをしたりする。
飽きてる?俺の話し。
コンビニで買った、ガレのオヤツを手のひらに出してあげると
ザラザラとした舌で美味しそうに舐める。
オヤツのお礼なのか、大股を広げて寝てくれて、お腹を触らせてくれる。
心を許してくれているガレが
愛おしくてたまらない。
この日は持っていたメモに
昼間の作業場の人へ
手紙を書いた。
自分がどう言う人物で
ガレと知り合って、夜ここでガレにオヤツをあげている事、寒そうだったから毛布も敷いた事も、失礼のないように。
手紙を棚の上に置いて
この日も「ガレ、又明日な、おやすみ」と言ったら、ガレは初めて
ミャーと声を聞かせてくれた。
心が通じ合っているような錯覚に陥る。
おやすみってガレが俺に言ったんだって、小躍りしたくなるような気分だった。
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