序章「京都府警の、雷のエースと魔除けの子」

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御宮玉木は人外課へ配属となった若き巡査部長、その直属の上司である深津勲義もまた、同様の警部補である。 天堂竹男、山上琴子、そして坂本塔太郎は、警察官ではない。八坂神社に籍を置く人外家であり、京都府警お預かりの隊員、という身分である。 特に塔太郎は、その力の強さから京都の寺社からも府警からも認められている期待の若手、いわゆるエースであった。 竹男や塔太郎達は、八坂神社から給与をもらうお預かり隊員。深津と玉木の二人は機動隊から選ばれた正規の隊員だが、表向きは既に辞職した一般人とされている。 ゆえに、警察官の制服を着る事はなく、袴かスーツのどちらかである。
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