序章「京都府警の、雷のエースと魔除けの子」

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もちろん、組織の中核を担う幹部層はもれなく人外課および人外家の事は承知している。 それは警察の中だけでなく、全国の公共組織、有力企業、寺社仏閣なども同様である。 が、「見える者」と「見えない者」がこの世にある以上、人外課および人外家はどうしても秘密同然になるのであった。 大きな歴史の陰に隠れて紆余曲折、こんにちの京都ではこういう仕組みが、神仏の目下、完成している。
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