〈記憶〉ファーストコンタクト

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気づけば視線が留まっていた。 肩辺りで切り揃えられた栗色の髪がひとすじ、汗をかいた頬に張りついていた。 煩わしそうに眉間にシワを寄せて指で外すと、トートバックを腕から肩へと移した。 とても重そうだ。
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