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そんなやり取りをして、激しく抱き合って、不安をかき消すように強く求め合った。
でもおかしいの。
何度果てても、そのたびに暗い影が覆ってきて私を暗闇に取り込もうとする。
晴馬・・・・・
私を離さないで・・・・・・・!!
「夏鈴」
聞いたことのない声で起こされた。
見上げると、見知らぬシルエットが寝室の隅に立っていた・・・筈だった。
「急がないと、皆死ぬぞ!」 と、頭の中で声がした。
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