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そう言えば、何かの本で読んだことがある。
動物は命の危険を感じると子孫を残すために繁殖能力が高まる。
もしかしたら、今はそれが起きているのかな。
晴馬は私の命の心配じゃなくて、本能的に自分の身に起こる命の危険を感じているのかな。
だとしたら・・・・・私が守ってあげなくちゃ!
心地よい余韻のなかで眠りに落ちそうになりながら、そんなことを考えていた。
疲れ果てて晴馬もすぐ隣で寝息をたてはじめる。
涙を拭いてあげると、寝言で私の名前を呼んだ。
なんて可愛い人だろう・・・
「晴馬・・・・・大丈夫だから」
赤ちゃん・・・やって来てくれますように!!
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