第1章 無限回廊1周目

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えっちゃんの視点から、男が出て行ったすぐ後ろをお母さんが追いかけて行って見えなくなった。 救急入口から外に出てみると、車の赤いブレーキランプが見えて左折していくのを見送った。 目が覚めた。 冷や汗がすごい・・・息苦しい・・・。 この感じ・・・・今、起きていることなの? 「行かなきゃ!」 私は服を着て上着を羽織り、玄関の鍵置き場にある晴馬の車のキーを掴んで家を飛び出した。 お母さんが攫われてしまった!! 助けなくちゃ!! 見失わないように、追いかけなくちゃ!!
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