小さな事件 零が女に

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マリアは俺に攻撃をするために近づいてきた 俺は少し腰を下げ右腕を腹の近くにし手を握り左腕を前に出し肘を少し曲げ手を軽く閉じた 「(響のような格闘技を俺もやれば。でも今までのやり方じゃだめだ!だから腰の回転を乗っけた攻撃なら今までの攻撃よりも威力が出る。確かあの時やってたのがあったな……よし!)」 右手に炎を集めた マリアは短剣で俺に斬りかかった 斬られそうなタイミングで俺は体勢を更に低くした 「竜正拳」 腰の捻りを入れ腹に食らわせ後方へ下がらせた 「(うまくいった。……でもあんまり入ってはないな)」 追い討ちをかけるがなかなか決まらなくなった かわりに攻撃を受けまくっていた 「っ!………っ(まだこの力を使いこなせてない。まずどんなのがあるのか知らねぇってのに)」 左から短剣を振ってきたため防御した かなり重い一撃だった いつもならここまで重くないのに やっぱこの体だからか 左目を瞑った 「(ここからどう動いていく?……全然集中できてねぇ!!くっそ!)」 左から蹴りを食らい吹っ飛んだ それから追いうちしに来た まだ空中にいて立て直すことができない 「(また攻撃を食らっちまう)」 そう思っていると右目が少し痛みが走った すると マリアからの攻撃が来た 短剣で斬りつけた後後ろ蹴りで地面に叩きつけられた 右目の痛みが引き左目を開けるとマリアはまださっき俺がいたところにいた でも動きからしてさっき見たのと同じだった 俺は出来るかわからないが投影をしてみた すると干将が出てきた シルバーアームドのままでも投影は使えるみたいだ マリアからの短剣での攻撃を防ぎ左手で地面を触り体勢を立て直し後ろ蹴りを防いだ 「(さっき見たのと同じ……少し先の未来を見たのか)」
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