「スカッとジャパン」に対して、私が想うこと。

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「スカッとジャパン」に対して、私が想うこと。

毎週月曜夜19時。 父は必ずと言って良い程、ある番組にチャンネルを変える。 「梨沙子、面白いぞ、コレ。たまには息抜きに見たらどうだ。」 そう言って父が薦めてくれるバラエティー番組が、実はあまり好きではない。 好意を無駄にしては駄目だ、と渋々画面に目をやるのだが。 「ちょっとォ~おたく達の会話、さっきからずっと見てて思ったんですけどォ・・・」 内容は、いつもワンパターンだ。 理不尽なクレーマーに、困る店員。そこに颯爽と助けに現れるイケメン。 こんなのばかり見せられて見る側は飽きないのか、とつい感心してしまう。 「ざまあみろ、アハハハハ!」 父なんかは、特にこの番組が気に入ってるようで― クレーマーが報復を受けている場面では、指を差し大声で笑っている。
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