白雪姫

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◇The story of next day 気持ちのいい風が吹いて、雪はなびく髪の毛を抑えました。 いつもより伏せた目は、まるで悲しい未来を見たかのように、悲しそうに、哀しそうに揺れています。 子供たちは転がるようにして、雪の足元まで駆け寄りました。 「雪ーっ!ねぇねぇ、昨日の続きを聞かせて?」 「いいわよ、えっと…どこまでお話ししたんだったかしら」 「小人さんたちが白雪を守ってあげるところまでだよ!!」 子供たちの返答に、雪は手をポンッと叩くと、「そうだったわね」と、また、話し始めました。
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