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「ねえお母様、この小鳥さん、とっても歌が上手なのよ!世話をするから、飼ってはいけないかしら?」
すると女王様は答えました。
「あら、あら!今日はまた、可愛らしい子を見つけたわね。いいわ。ちゃんとお世話をするのよ?」
「わかっているわ!ありがとう、お母様」
白雪は女王様の部屋を出ると、いそいそと自室へ小鳥を運び入れました。
その部屋は、花や、猫や、あるいは鹿まで。
沢山の生き物たちで溢れていました。
「ふふ、ただいま。みんな」
動物たちは、白雪を見つけた途端にその足元へと駆け寄ってきました。
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