白雪姫

4/92

12人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
「ねえお母様、この小鳥さん、とっても歌が上手なのよ!世話をするから、飼ってはいけないかしら?」 すると女王様は答えました。 「あら、あら!今日はまた、可愛らしい子を見つけたわね。いいわ。ちゃんとお世話をするのよ?」 「わかっているわ!ありがとう、お母様」 白雪は女王様の部屋を出ると、いそいそと自室へ小鳥を運び入れました。 その部屋は、花や、猫や、あるいは鹿まで。 沢山の生き物たちで溢れていました。 「ふふ、ただいま。みんな」 動物たちは、白雪を見つけた途端にその足元へと駆け寄ってきました。
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加