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もしかしたら、旧友の二人なら今朝いきなり現れた『イトコ』だという少女について何か知っているだろうか。
「?」
わずかばかりの希望をもって彼らを見るが、二人はそんな槐に疑問符を浮かべている。
今朝、あれから槐は結局件の少女とは顔を合わせずに逃げるように学校に来た。
あれからどうなったのか、ということを考えようにも、恐れの方が凌駕する、といった状態が続いている。
「なぁ、お前ら」
「あっ、そう言えば」
もしかしたらこの状況を相談できると思い口を開くが、鈴月は声を被せてくる。
「槐君、ついに早紀ちゃんとエッチしちゃったってホント?」
・・・
相談どころか、新たな爆弾を投下された事実に頭を抱えた。
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