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本棚に追加「……あの、聞いても嫌わないでくださいますか?」
「私がソフィーを嫌いになるなんてありえない」
ブルームを見つめて問えば、即座に心強い返事が。
喉元まで、残っていた想いが昇ってくる。
大丈夫。
だけど、でも。
心配ない。
素直に口にすれば、彼は受け止めてくれる。
内なるソルフィオーラが対立し合う。
そんな彼女の葛藤を知らないブルームはなかなか言わない妻にじれったくなったのだろう。ブルームは苦笑を浮かべた。
「ハハ。本当にどうしたのだ。そんな変なことを──」
「……欲しくて、たまらないのです」
「──言うつもり、な……は?」
しかしその瞬間が被ってしまって、ブルームはピタリと動きを止めてしまった。
やっぱり、という不安がソルフィオーラを襲う。だが、言ったものは取り消せない。
「ブルーム様が、欲しいのです……!」
半ば自棄になって、もう一度言い放った。
「……ソフィー……貴女って人は……!」
すると二度目の告白に、ブルームがとうとう額を抱えてしまった。ソルフィオーラから少し離れ、額に手をやったまま彼は天を仰いでいた。
その様に、やっぱりという思いが確信に至りそうになる。
欲しい、だなんて。はしたなく思われたのだ。
言わなければ良かった、そんな考えに頭が埋め尽くされていく。
後悔の念に押し出されて、ソルフィオーラの口からは謝罪の言葉が出ていこうとしていた。

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