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指輪
彼にプロポーズされ一粒ダイヤの婚約指輪をもらった。
そのダイヤモンドは最高ランクのダイヤモンド。
傷もない、不純物もない、カットも完璧。
これから一生添い遂げるであろう彼と、このダイヤモンドのように不純のない心であ互い愛しあい生きていく。
そんな覚悟をしなければならないな、と思った。
そもそも不純のない人はいるのだろうか、どこからが不純なのか、私の心は不純なのか、あの人を思い出す事も不純なのか。
あの人は元気だろうか。
‥ああ、覚悟を決めたと言っといてあの人の事で頭いっぱいだ。
久しぶりにフタを開けたら出てくる出てくる。
顔も声も曲がった小指も思い出せる。
凄いな。
気持ち悪いな、自分。
私は26歳になりました。
先生のせいで彼氏できる気がしない時もあった。
でもそんな私も彼氏できて最近、プロポーズされたよ。
ねぇ、先生
今まで色んな事あったよ。
ねぇ、先生‥
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