『あなたの夢、かなえます。』

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  気がつけば私は自室にいた。 ストロベリームーンが空高く上っていたのだ。 「夢?」 私は部屋の中を見渡した。 そこには、あの広告とチョコレート菓子のオモチャの缶詰が当たる金のエンゼルマークがお湯に浸かっていた。 そう言えば、この間買ったチョコレート菓子に始めて金のエンゼルマークを見つけてお守りにしていたんだっけ。 ポットのコードは私の足に絡まれ倒れていた。 当然あの広告も塗れて印字が消えていた。 金のエンゼルマークも同じだ。 私は夢なのか現実なのか解らないあの出来事を思いだし、彼に告白する事を決意した。 翌日私は早速行動に出た。 彼はいつもの時間いつもの場所にいた。 私はそっと胸をなで下ろす。 1回深呼吸をすると彼の正面へと向かっていった。 「あ、あのすみません……。 こんな事言うと驚くかもしれないですが……。」 私は彼に自分の思いをぶつけたのだった。
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