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【おい、良いのか?
このチャンスを逃したら、二度と訪れないかもしれないんだぞ?】
黒い妖精さんは私の耳元で囁いた。
「え?
何の……。」
(いいえ、悪魔の言葉に耳を貸してはなりません。)
今度は私の左肩に天使様が現れたのだ。
……と、言うことはこっちの黒い妖精さんは悪魔?
【何言ってやがる、数十億に一人の出血大サービスだぜ。
それが今目の前にあるんだ。
こいつを逃す手はないだろう?】
悪魔はゴミ箱をフォークで指さした。
(ダメですよ。
悪魔の言葉に耳を傾けては。
夢と言うのは努力してつかみ取るものです。
悪魔の力で手に入れるものではありません。)
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