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【お前にも叶えたい願いがあるんだろ?
例えば愛しい彼に振り向いてもらいたいとか?】
ドキッ
確かに私は今恋をしている。
彼は私の事すら知らないだろう。
そんな寂しい片思いだ。
【そうだろうそうだろう。
振り向いてほしいよな?
こんなチャンスは二度と訪れない。
彼のハートをがっちりキャッチだ。】
悪魔はハート型のクッションにフォークを突き刺した。
ドキンッ
と、跳ね上がる私の胸。
……確かに彼と私の接点は無いに等しい。
振り向いてもらえるなら……。
私はゴミ箱に手を伸ばす。
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