第十三章 輝夜 三

9/28
前へ
/569ページ
次へ
「貴方たちは、玄関というのを知らないのですか!」  そこで、怒った嘉琉は、五階に玄関を作成するからと指示を出していた。 「千堂のしている事は、我々も調べます。それとは別に、私はお願いがあってきました」  満千留は人と登録されているが、×であった。 満千留が当主になれば、誰かその事を指摘するであろう。 そこで、嘉琉は対策を打っておくという。 「上月さん。翔琉か満千留と結婚してください。そして、私の父と養子縁組してください。 私は、貴方を当主に推薦しようと思います」 「当主になれる候補は他にもいるでしょう」  俺が柴崎の当主になるなど、考えた事も無かった。
/569ページ

最初のコメントを投稿しよう!

230人が本棚に入れています
本棚に追加