第十三章 輝夜 三

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 壁が白の部分は供給になっていて、そこは柴崎の人間ならば入る事ができる。 色が異なると、誰かの居住区で、壁に金色が混じると当主の居住区になるらしい。 「五階は守人様の居住区となり、壁に銀色が混じっています。 やはり一般の者が入ると、処罰の対象になります」  黒川も永新も、出入りしているが大丈夫であろうか。 「しかし……輝夜の家系は初めて見ますけど。子供なのですね……」  案内人は、きっちりと着物をきた、若い女性であった。 どうも、俺は恋愛対象外でつまらないらしい。 「こちらの方は×ですし……」  かなり、がっかりされてしまった。 でも、皆で育てる楽しみを期待していると、力説している。
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