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「オレの天叢雲剣なら・・・!」
タケルが怪鳥を叩き落そうと立ち向かうが、
そうは向こうも都合を合わせてなどくれやしない。
激しいスピードで通り過ぎる翼手竜に、電撃の射程距離が届かないのだ。
・・・むやみやたらに振るえば仲間にも危険が及ぶ。
「ひぃぃ! た、助けっ !」
足元に躓いた隊員の頭上で、激しく怪鳥が羽ばたいた!
・・・その場所を動くな!
タケルが接近!
勿論、翼手竜はタケルの接近に気づくも、
彼がどれほどの攻撃力を持っているか、考えることも出来ない。
激しく鳴き声をあげてタケルを威嚇する。
だが、今やそんなものにひるむタケルではない!
バチィッ!
タケルの戦闘習熟度は目覚しい・・・!
最大出力にして雷撃を放つと、倒れている部下に被害が及ぶと判断したタケルは、
剣に雷電をまとわりつかせたまま、その腕を振りかぶる。
来いっ!
・・・てめぇの武器は何だっ!?
嘴か! その鈎爪かっ!!
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